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平成30年度宅地建物取引士試験を振り返る⑨

今日は、クリスマスイブですね。

弊社では、本日も荻野2丁目分譲地でオープンハウスを開催中です。

さて、このシリーズも早くも9回目です。次は問10ですね。こんな問題でした。

問10 相続に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。

1.無権代理人が本人に無断で本人の不動産を売却した後に、単独で本人を相続した場合、本人が自ら当該不動産を売却したのと同様な法律上の効果が生じる。
2.相続財産に属する不動産について、遺産分割前に単独の所有権移転登記をした共同相続人から移転登記を受けた第三取得者に対し、他の共同相続人は、自己の持分を登記なくしで対抗することができる。
3.連帯債務者の一人が死亡し、その相続人が数人ある場合、相続人らは被相続人の債務の分割されたものを承継し、各自その承継した範囲において、本来の債務者とともに連帯債務者となる。
4.共同相続に基づく共有物の持分価格が過半数を超える相続人は、協議なくして単独で共有物を占有する他の相続人に対して、当然にその共有物の明渡しを請求することができる。

選択肢1番です。判例を見たほうが良さそうですね。

事件番号:昭和39(オ)1267 事件名:土地所有権移転登記抹消登記手続請求 裁判年月日:昭和40年6月18日

法廷名:最高裁判所第二小法廷

判示事項:無権代理人が本人を相続した場合における無権代理行為の効力

裁判要旨:無権代理人が本人を相続し、本人と代理人との資格が同一人に帰するにいたつた場合には、本人がみずから法律行為をしたのと同様な法律上の地位を生じたものと解するのが相当である。

参照 民法113条,民法117条,民法896条

選択肢1番は「正しい」です。

選択肢2番です。同じく判例でしょうか。

事件番号:昭和35(オ)1197 事件名:登記抹消登記手続請求 裁判年月日:昭和38年2月22日

法廷名:最高裁判所第二小法廷

判示事項:共同相続と登記

裁判要旨:甲乙両名が共同相続した不動産につき乙が勝手に単独所有権取得の登記をし、さらに第三取得者丙が乙から移転登記をうけた場合、甲は丙に対し自己の持分を登記なくして対抗できる。

選択肢2番は「正しい」です。

選択肢3番です。判例です。

事件番号:昭和32(オ)477 事件名:貸金請求 裁判年月日:昭和34年6月19日

法廷名:最高裁判所第二小法廷

判示事項:連帯債務の相続

裁判要旨:連帯債務者の一人が死亡し、その相続人が数人ある場合に、相続人らは、被相続人の債務の分割されたものを承継し、各自その承継した範囲において、本来の債務者とともに連帯債務者となると解すべきである。

参照 民法427条,民法432条,民法898条,民法899条

選択肢3番は「正しい」です。

選択肢4番は「誤り」です。としたいところですが、そうはいきません。見ましょう。判例です。

事件番号:昭和38(オ)1021 事件名:土地所有権確認等請求および反訴請求 裁判年月日:昭和41年5月19日

法廷名:最高裁判所第一小法廷

判示事項: 共有物の持分の価格が過半数をこえる者が共有物を単独で占有する他の共有者に対して共有物の明渡請求をすることができるか

裁判要旨:共有物の持分の価格が過半数をこえる者は、共有物を単独で占有する他の共有者に対し、当然には、その占有する共有物の明渡を請求することができない。

参照 民法249条

選択肢4番は「誤り」です。この問題は「誤り」を選択するので、正解は選択肢4番です。

今回はこれで終わりです。では、良い1日を、メリークリスマス

投稿日:2018/12/24   投稿者:野口 大輔